画像を使わずにレ点(チェックマーク)を表示する方法
ウェブ上でレ点を見るのは珍しくありません。長い文章の後に、まとめ項目で「レ点+箇条書き」とか、チェックしてほしい内容を「レ点+箇条書き」といった感じで使われているのを見ます。
レ点を使うとなると、以前だったら画像一択でした。フォントによってはレ点があったかもしれませんが、そのフォントを誰もが持っているわけじゃない。結果、画像だったわけですが、久しぶりに調べてみたら、画像より軽量で便利な方法がいくつか増えていたので、メモ代わりに書いておくことにしました。
手法 1: Font-Awesome(アイコン・フォント)を使う
Font-Awesomeの概要と利用方法
「Font-Awesome」は、ウェブ上で使えるアイコン・フォントのサービスです。フォントなので画像より軽いですし、サイズや色もCSSで簡単に変更できるため非常に便利です。
無料のフリー版と有料のプロ版があり、フリーでは使用できるアイコンに制限があります。フリーで使えるアイコンはこちらを参照ください。
導入方法
使用するには、サイト上でスタイルシートを読み込む必要があります。主に、CDN (Font Awesomeのサーバーにあるデータを読み込む) または、自己ホスト (データをダウンロードして自分のサーバーに上げて読み込む) の二択です。
導入に関する詳細は下記リンク先(英語)を参照ください。
⇒「Get started with Font Awesome」
注意点
現時点では使っていませんが、特定の環境では表示されない可能性があること、また、コードを扱うためバージョン管理に気を付ける必要があります。
アイコンの割り当てコード(例: \f002)を使って表示しますが、公式サイトでは目的のアイコン&コードが探しづらいため、下記のような検索サイトを見る方が早いかもしれません。
手法 2: CSS Icon(CSSのみで描画)を使う
CSS Iconの概要と利用方法
画像でもフォントでもない方法、それが「CSS Icon」を使う方法です。文字通り、CSSの記述だけでアイコンを描画します。この手法は、描画に画像や外部ファイルを必要としない点で非常に軽量です。
利用方法
使いたいアイコンのCSS記述をスタイルシートに追加し、HTML側で div タグなどの class で指定する形です。当然、絵柄の複雑さに比例してCSSの記述は増えていきます。
正直、ひとつの絵文字を使いたいがために、このCSSを読み込ませるのは少し手間だと感じました。読み込む量を増やしたくなかったので……。
「CSS Icon」は下記リンク先で見られます。アイコンをクリックすると、右側にコードが表示されるので、それをコピーして使います。
最後に(装飾と読みやすさについて)
アイコンによる装飾の話を書いているのに、ずいぶんとサッパリしたページじゃないか。このサイトは。
そう思われる人もいるでしょう。私も、もう少し飾り付けた方がいいかなとは思っています。一方で、文字の読みやすさだけを追求すると、色数が少ない白黒の世界がベストのような気もするんです。カラフルなページで文字を読むより、モノトーンのページで読む方が疲れないし……。
ということで、このサイトは簡素な作りとなっています。単に面倒なだけかもしれませんが、読みやすさを優先した結果でもあります。